会計

キャッシュフローとは?月利と月収の違い

みなさん、キャッシュフローって知ってますか?

利益と同じく大切なものがキャッシュフローです。
「キャッシュフロー」とは、お金の流れのことをいいます。

一定期間に流入するお金をキャッシュ・イン・フローといいます。

Amazon輸入で例えるなら、Amazonからの振込金額ですね。

対して、流出するお金をキャッシュ・アウト・フローといいます。

Amazon輸入ならば、商品の仕入れなどの支払いです。

キャッシュ・インとキャッシュ・アウトの
両者を総称して「キャッシュフロー」といいます。

ではなぜキャッシュフローが大切なのでしょうか?

それは、キャッシュフローを無視すると、
資金繰りが厳しくなって事業が継続できなくなるからです。

例題

 

たかしくんは1/1からAmazon輸入ビジネスを始めました。

1/1に70万円分の商品をクレジットカードで仕入れました。
クレジットカードは月末締めの翌月の27日の支払いです。

注文した商品は1/10に届きました。
その商品をFBAに納品し、1/12から販売を開始しました。

ここでは、極めて単純化するために、一日に1万円分の在庫が売れると仮定します。

また、投下資本利益率(ROI)は30%と仮定します。
この場合、利益は3000円です。

したがって、Amazonからの入金が1.3万円です。

また、計算を単純にするため、Amazon手数料はないものとします。
つまり、入金額=売上です。

尚、amazonからの入金スパンは14日置きです。

今回は、

1/21 2/4 2/18 3/2

という入金スパンで考えます。

利益

 

この場合、販売を開始した1/12から、1/31までは20日間あります。

つまり、20万円分の在庫が売れて、売上高は26万円でした。

また、2/1から2/28では、
28万円分の在庫が売れ、売上高36.4万円はでした。

すると、1月と2月の売上、売上原価、利益は
それぞれ以下のようになります。

利益についてわからない人は、月利とは?利益の正しい知識をつけましょうの記事を読んでください。

キャッシュフロー

 

では、このケースだとキャッシュフローはどうなるでしょうか?

まず、例題通り、
1/21 2/4 2/18 3/2
という入金日のスパンです。

よって、最初の入金日は1/21です。

また、一日に1万円の在庫が売れるという仮定をしていますね。

さらには、仕入れた商品を売り始めた時期は1/12です。

1/12から1/21は10日間あるので、最初の入金額は、

1.3万円×10日=13万円

となります。

次の入金は14日後の2/4なので、入金額は

1.3万円×14日=18.2万円です。

また、2/18と3/2も同様に18.2万円の入金です。

また、支払いですが、1/1に70万円をカードで仕入れました。
したがって、引き落とし日は2/27です。

これをまとめると以下のようになります。

1月は支払いがなく、13万円の入金があるだけなので、
差し引きは+13万円です。

つまり、1月は、事実上13万円の預金残高が増えたと言えます。

これを僕は、
「キャッシュフローベースでの利益が13万円出た」
と呼んでいます。

また、2月は18.2万円の入金が2回あるため、
36.4万円のキャッシュインフローですよね?

しかし、1/1に仕入れた70万円の仕入れ代金が、
2/27に決済されるため、キャッシュアウトフローが70万円です。

つまり、差し引きは以下のような計算式になります。

36.4万円-70万円=-33.6万円

33.6万円のマイナスなんです。
33.6万円が口座から減ってしまったのです。

キャッシュフロー利益での赤字とはこのようなケースのことを言います。

会計上の利益では2月は8.4万円の利益でしたよね?
しかしキャッシュフローはマイナス33.6万円です。

8.4万円の利益が出ているから口座が8.4万円増えるわけではないのです!

実際には、33.6万円も減ってしまっているのです!

黒字倒産

 

黒字倒産という言葉を知っていますか?

会計上では利益が出ているにも関わらず、企業が倒産してしまうことです。

「そんなことあるわけねーだろ!」と思っている方は
キャッシュフローについての理解が足りません。

実際に今回の例題のケースで試してみましょう。

たかしくんは70万円をクレジットカードで仕入れましたが、
物販ビジネスを始めた当初の預金残高が10万円だったと仮定しましょう。

まず、1/21に13万円が入金されるので、
この時点での預金残高は23万円ですね?

また、2/4に18.2万円なのでこの時点での残高は41.2万円です。

2/18にも18.2万円の入金なので、この時点で59.4万円です。

しかし、2/27に70万円の引き落としがあります。

現在59.4万円しか持っていないので70万円の支払いができないのです。

先ほども言いましたが、会計上では利益が出ているのです。

2/1から2/27までは27日間あるため、
27万円分の在庫が売れ、35.1万円の売上が立っています。

したがって、8.1万円の利益は出ているのです。

しかし、口座の残高が足りなく、仕入れ金額の支払いができないのです。

つまり、倒産です。

このようなケースを黒字倒産といいます。

黒字倒産は創業して軌道に乗ってきたベンチャー企業に多いです。

一気に成長するため、一気に投下する資本を増やすからです。

しかし、支払いや入金のサイクルの計算をミスしてしまい、
急成長しているのにも関わらず支払いができなくなってしまうことがあるのです。

今回の事例では、
10万円の資金しかないのに70万円の仕入れをしたことが最大のミスです。

仕入れ金額は預金残高を超えないようにしてください。
超えても預金額の1.3倍くらいにとどめておくのがいいです。

そもそも、自己資金以上にカードを使うのがリスクです。

持っていないお金を「信用」で生み出してしまっているわけですから。

会計上での利益はもちろん重要です。
しかしキャッシュフローはそれ以上に大切です。

実質的に増減したお金ですから。

「キャッシュフローは嘘をつかない」

と言いますが、本当にその通りです。

キャッシュフローベースでの利益は、事実上の月収だと思ってください。

月利と月収は違います。

月利は利益ですが、
月収と言うとキャッシュフローでの利益です。

資金が少ない方はもちろんですが、
資金が多い方でもキャッシュフローが悪くなって支払いができなくなることはあります。

利益だけでなく、キャッシュフローもきちんと管理するようにしましょう!

 

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