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Amazon輸入ビジネスの過去3年間の動向とこれからの対策

「Amazon輸入ビジネス」というと、だいぶメジャーになってきました。

今では書店に数多くの輸入転売系の本が立ち並びましたし、
アリババやebayなんかは一般人にも名が浸透してきました。

僕はAmazonのアカウントを開設しておよそ3年になりますが、
ここ数年で輸入ビジネス市場の動向は大きく変わってきたように感じます。

今回の記事では、ここ数年でどういう変化があったか、
これからはどのようなプランを持って輸入ビジネスをしたらいいかを書きます。

欧米輸入

 

2014年頃の欧米輸入の主流は単純転売でした。

米国のAmazonやebayなどから輸入したものを、
日本のAmazonで売るだけで結構な利益を出せていました。

利益率自体はそこまで高くありませんが、
単価利益で3000円程度の商品ならばゴロゴロ見つかりました。

僕の知人の話ですが、
2012年頃は欧米輸入ヤフオク販売が結構儲かったみたいです。

マイセンやロイヤルコペンハーゲンのようなお皿をebayから輸入して、
ヤフオクで販売するだけで月利80万円くらい稼げたみたいです。

しかし、徐々に状況は変わっていきます。

Amazon輸入の書籍や情報商材が世に出回るようになり、
非常に多くの競合が参入してきました。

Amazon.comからAmazon.co.jpの、
いわゆる国際間のAmazonの横流し転売は通用しなくなってきました。

また、ebayから輸入してAmazonで販売するのも結構厳しくなっています。

実際に、2016年と2017年を比べると、
単純転売の利益がおよそ半分になってしまったと言っている人もいます。

そこで流行ってきたのが、直接取引です。

いわゆる、チョクトリです。

ある程度のロットを積んで、メーカーや卸売業者から安く買う手法です。

従来の方法では欧米諸国のAmazonやebay、
つまり小売業者から仕入れていましたが、それをもっと上流仕入れにシフトしたのです。

できるだけ上流から仕入れるように努力するのは小売業者として大切な事です。

小売より卸、卸よりメーカーから仕入れられれば有利なのは当然ですよね。

単純転売でレッドオーシャンとなった中、
直取で安く仕入れて差別化する手法が流行りだしました。

直取関連のたくさんの情報商材や塾、コンサルなども登場しました。

その結果、何が起きるか??

みんな直取をやり始めて、直取もレッドオーシャン化するのです(笑)

考えてみれば当然ですよね。
単純転売相乗り市場が飽和気味になっているのと同じ現象です。

いくら安く仕入れられるからといって、
みんなが卸から安く仕入れたらまた飽和するわけです。

直取を推奨している情報商材や塾ではみんな、
「交渉メールをできるだけ多くのメーカーや卸に送りましょう!」
と教えています。

でも、よく考えてみてください。

テンプレメールを送りつけるだけで簡単に取れてしまうような取引先は、
みんな簡単にとれてしまうのです。

取引先が見つかって、
「よっしゃあ!!俺が一番安く仕入れられたに違いない!!」
と浮かれていたら、どんどん競合が増えてきて値下げ合戦を繰り返し、
赤字になってしまうセラーを見ていると非常に滑稽です。

直取が悪いわけではないです。
むしろ、欧米輸入ならば直取をやるべきです。

直取をやるならば、
簡単に取れるような取引先の開拓では稼げないということを知っておいてください。

テンプレメールを送りつけるなら、交渉のプロを探して、
少し高い報酬を払ってでもお願いする方がいいと思います。

単純転売は一応まだ利益は出せますが、
今後はますます厳しい戦いとなるでしょう。

中国輸入

 

中国輸入が流行しはじめたのは欧米よりも後です。

2014年あたりは欧米輸入が盛り上がりを見せていましたが、
中国輸入はまだ地味でした。

ジュンク堂書店という巨大な本屋が僕の家の近くにあるのですが、
当時は欧米輸入関連の書籍が10冊以上はあったのを覚えています。

しかし、中国輸入のノウハウはあまり出ていなく、
1冊くらいしか置いてありませんでした。

ネット上ではある程度のノウハウは出回っていましたが、
書籍にするほど盛り上がりを見せてはいなかったということです。

当時はタオバオやアリババの単純転売が主流でした。

「ノーブランド」とAmazonの検索窓に入れてリサーチするだけで、
ある程度儲かる商品は見つかってしまいました。

しかし、その戦いも次第に厳しくなってきます。

理由の一つは、競合の増加です。
中国輸入のノウハウが世の中に広く知れ渡り、
多くの書籍が出版されるようになりました。

余談ですが、僕の呼んだデリヘル嬢に

「へえ!!お兄さんって、中国から輸入したものを日本のサイトで売ってるんだね!!
もしかして、アリババってやつ???」

と言われて衝撃を受けたこともありました(笑)

つまり、輸入ビジネスと縁のない人も、
アリババから輸入するビジネスを知っている時代に入ったのです。

もう一つ理由は、相乗りが厳しくなってきたことです。

2015年頃から商標ブロックの手法が流行り始めました。

つまり、ノーブランド商品に商標をつけて、
相乗りしてきたセラーを排除してカートを独占するという手法です。

本来Amazonはノーブランド品に不適切に商標をつけることを禁止しています。

以下はAmazon規約の引用です。

ノーブランド品に対し、不適切に商標を付して商品画像に掲載する行為、
及び、ブランドとの不適切な関連付けの言葉を商品ページに含める行為

出品者が保有している商標を、恒久的でない方法(例:シール、ラベル、タグ等を貼付する等)で
ノーブランド品に付して商品画像を掲載することは原則禁止されております。
また、ノーブランド品(シールの貼付等恒久的でない方法で商標が付されたものも含む。)の商品ページにおいて、
出品者が保有している商標に言及すること(商品タイトルに商標を付すことを含む。)は禁止されております。
Amazon.co.jpは、本規約に抵触する商品、商品ページ、又は商品画像を削除又は修正する権利を留保します。

 

つまり、この相乗り排除方法は規約違反なのです。

しかし、商標のついて商品がノーブランド品であるという証明はどうやってするのでしょうか?

タオバオやアリババの商品URLをAmazonに見せたところで取り合ってくれませんし、
アリババが偽物という可能性だってあるわけです。

つまり、ノーブランドの証明は不可能なのです。

したがって、商標をつけて相乗りセラーをブロックするのは、
現在の中国輸入ビジネスにおいて非常に有効な方法なのです。

これらの要因が重なり、昨今の中国輸入では、
相乗り出品は競合が多い、あるいはそもそも相乗り自体できない商品が増えているのです。

また、2016年頃からAmazon全体を揺るがすと言ってもいいほど大きな出来事がありました。

セラーセントラルの中国語対応です。

今までセラーセントラルは日本語と英語のみでしたが、
中国語でも見られるようになりました。

その結果、何が起きたか?

当然予想できることだと思いますが、中国人のセラーが爆発的に増えたのです。

日本のAmazonを荒らす勢いで急増しました。

彼らは中国在住ですし、商品のFBA納品も中国からやります。

つまり、物価の安い国の人が物価の高い先進国で商売をしているのです。

中国と日本の所得や物価水準は全然違うので、
薄利でもいい彼らは、とんでもない安値でAmazonで中国製品を販売するのです。

しかも、新しい商品はすぐに商品登録をします。

アリババで良さげな新商品があって、Amazonに新規出品しようとしても、
すでに中国人が作った商品ページが存在したりします。

さらには、クオリティがすごく高いのです。

商品説明の日本語はかなり怪しい(笑)ですが、
画像などのクオリティはすごいです。

プロ級の写真を使って商品紹介コンテンツもしっかり作成しています。

つまり、これからは彼らに打ち勝つような対策が必要ということです。

日本人の消費動向は日本人が一番知っています。
どういう訴求をしたら日本人にウケるかもわかっています。

そのアドバンテージを活かしてライバル中国人セラーと差をつけることが重要です。

また、ここ1年くらいの動向ですが、OEMが非常に流行ってきています。

イーウーや広州などの実店舗から仕入れたり、
工場と契約して委託生産するセラーが増えました。

ただ、やはりOEMをやるセラーが増えたので、
何も考えずにOEMをやったところで成功なんてしないでしょう。

OEMセラーが増えたことでマーケット全体の価格も下がりましたし、
Amazonスポンサープロダクト広告の相場も上がりました。

自分の好きな商品を仕入れて、商品ページを作っておしまい、
なんてやってはいけません。

客観的なデータ収集や入念なマーケットリサーチが必須です。

流行りになんとなく乗るのではなくて、きちんと自分の頭で考えるようにしましょう。

ユデガエルにならないために

 

ユデガエル理論って知っていますか?

カエルは、熱湯に入れるとすぐに飛び出して逃げます。

しかし、ぬるま湯に入れて、徐々に少しずつ温度を上げていくと、
温度の変化に気づかずにそのまま茹で上がって死んでしまうのです。

つまり、ビジネスの世界においては、
急激な変化には臨機応変に対応できますが、
徐々におきる変化は気づくのが遅れて対応がおろそかになってしまうのです。

ユデガエルになってはいけません。

Amazon、いや、ネット物販全般は徐々に変化しています。

日々の動向をきちんと分析して将来に備えましょう。

ただ、悲観的になる必要はないと思っています。

「これから稼げなくなるからやめよう」ではなくて、
「どうすればこれからも稼げるか」という考えを持ちましょう。

Amazonだけでなく、ECサイト自体の市場規模は急速に拡大していますし、
これからもしばらくは伸びるでしょう。

この大きな波はむしろチャンスです。

後発組を駆逐する勢いで、
強力なブランディング及び差別化を目指しましょう!!

 

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